神経ブロックを受けたい方へ
内服などでコントロールが難しい症状に対して、針を刺すという侵襲的な処置を行います。
その適応や効果には、病状により異なりますので、まずは医師の診察を受けていただき、それを判断する必要があります。
手術が最たるものですが、侵襲的な処置には合併症などの危険を伴います、
よく理解していただけた方に対しては、慎重に、処置させていただきます。
骨の形を直視できるレントゲン透視、必要に応じて超音波エコーにて重要な大血管や重要臓器を直視しながら、針を指していきます。
極力、合併症を避けられるよう努力しますが、100%合併症を回避することは大変難しいため、必要に応じて心電図や血中酸素濃度などの生体モニターを装着し、処置後の経過を見させていただきます。
痛みの悪循環を断ち切ることができるため、ブロックのみで症状を改善させられることもありますが、短期間しか効果が得られない場合など、ブロックのみでコントロールが難しいと判断した場合には、次なる手段をご提案させていただくこともあります。
出血傾向にある患者さんや、抗凝固薬などの内服をしている患者さんについては、頚部前面のブロックや、神経のそばまで針を刺入するブロックについては注意が必要です。主治医による休薬許可が得られれば、休薬期間を取った上で、ブロックを行う必要があります。
受診の流れ
- 予約・Web問診
- 診察・検査
- 診断・ブロック以外の治療
- ブロック
- 1-2週間後に効果判定し、効果があれば継続することもあります。